子どもの実態を把握する
保育の目標を達成するためには、保育士がどのような保育方法を選び、実践するかということが非常に大切です。保育方法を選択する際には、まず一人ひとりの子どもの実態を把握し理解することが重要になります。把握すべきポイントとして、4つ紹介します。1つ目は、家庭の状況です。子どもの家庭状況や子どもが暮らす地域社会の実態を把握し、それにふさわしい保護や世話を行います。2つ目は、発達の状況です。乳幼児の成長発達には目ざましいものがあります。日々成長していく子どもの成長の様子を常に観察しながら把握し、一人ひとりの発達段階に応じた発達課題を考えることが大切です。
子どもの違いを尊重する
3つ目は、生活リズムについてです。子ども一人ひとりの生活リズムを大切にしながら、生活の流れを調和のとれたものになるように整えます。特に入所したばかりの時期は、子どもにできる限り個別に関わり、時間をかけながら徐々に集団生活に適応できるようにします。また、すでに入所している子どもたちも、新しい子どもが入ってくることにより、不安や動揺などさまざまな心の動きがみられます。不安定にならないような配慮が必要です。4つ目は、子どもの違いを尊重することです。例えば、子どもの性差や個人差、文化的な違いを認め、子どもがお互いに尊重し合う心を育てることが大切です。男の子、女の子らしくなどの固定的な役割分業意識を持たせるような発言はしないようにしましょう。また近年、在日外国人の増加にともない、日本とは異なる文化的背景を持つ子どもも増えてきています。そのような子供たちの文化を尊重しながら、日本の子どもたちとともに生活することの喜びが味わえるような工夫も必要です。
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